のんびり、ゆっくり。時々突っ走り日記。

キャリア関連、日常の思いつき、働きかたの変化を綴っていきます。

【記事レビュー】「一万円選書」書店の新しい取り組みと店主の思考(北海道 いわた書店さん)

北海道の書店で取り組んでいる「一万円選書」という取り組みにかんしての内容やオーナーのキャリアのお話記事です。

いろんなエッセンスが入っていて、すっごくいいなと思ったので、キャリア観点で気になった点をざっくり抜粋しました!

あなたのためだけに本を選んでくれる「一万円選書」 ブレイク後はどうなった? - マネ会 https://hikakujoho.com/manekai/entry/20181220

気になったポイント

どんなポイントが素敵・おもしろいなと思ったをまずはじめに。

  • 専門性が活きて新たなサービスにつながった点
  • 既存の書店ビジネスを続けながら、小さくサービスを始めていること
  • 書店を選ぶ工程が好きな本を複数聞くだけでなく、自分の振り返る問いを渡している点
  • その問いが自己分析の質問としても素敵なところ

上記をおそらくご本人は意図せずにやってらっしゃるのだろうし、経験が積み重なってできたものなんだろう思います。そういう意味でもキャリアを考える身としては興味深かったです。

詳しい内容は本文をぜひと思うのですが、この記事では部分的にピックアップして おはなしできたらと思います。

専門性が活きて新たなサービスにつながった点

一万円で本を選んでくれるサービスで知られるようになった北海道の書店のお話です。

<以下ざっくり要約>
原点は忙しかった高校の先輩から選ぶ時間がないから選んでほしいとお金をもらったこと。 同じようなニーズがあると思って開始。
細々とそれから続けていき、平行して地元の新聞で書評欄を担当しており、週に1冊、500字程度でおすすめの本を紹介。10年間、毎年約150冊の本を特定のジャンルに偏らずあらゆる本を紹介するようにしていたので、幅広く本を読んでいた。この蓄積が一万円選書に生かされています。なるべく、ベストセラーではなく、「あまり知られていなくても良い本」を提案。


もともと本屋をやっていたものの、だんだん周りの本屋が閉店に追い込まれていった。客ひとりひとりの顔を浮かべながら本を仕入れる必要があると考えていたところに、知り合いからの頼みごと。 ニーズがあるとわかったところから小さくはじめながら、既存の仕事(書評)を通して選書本のバリエーションをふやしていく。時代や環境の変化のなかで、今までの経験を生かして蓄積してつなげていっている点はキャリアの上でも大事な点ではないかなと考えます。

既存の書店ビジネスを続けながら、小さくサービスを始めていること

細々と一万円選書のサービスをやりつつ、テレビをきっかけに需要が一気に増えたタイミングで、選ぶための本を読む時間を割くために営業時間を変更するなど試行錯誤しながら展開している点がいいなぁと。 また一万円選書で選んだ本を並べていくなど独自性も増えていき、そのために来るお客も来るなど特化していっている点もニーズがあってこそで試している変化なのですごくリアルに感じました。

書店を選ぶ工程が好きな本を複数聞くだけでなく、自分の振り返る問いを渡している点

選書を受け付ける際、注文する人に「カルテ」の記入を依頼している。 具体的には年齢や家族構成などの情報、印象に残った本20冊、自分のことを振り返る質問を答えてもらうカルテを用意している。

質問に回答していくうちに、自分自身を客観的に考えられるようになる。そのために用意しました

と書かれていて、本を選んで提供するという目的に限定されず、本という媒体をきっかけに振りかえる機会や届いた本を通して再度深める仕掛けがされている!! すごく素敵だなぁと。

その問いが自己分析の質問としても素敵なところ

〈具体的な質問内容〉

「何歳の自分が好きですか?」「上手に歳をとることができると思いますか?」「10年後どんな大人になっていますか?」「これだけはしないと決めていることは?」「一番したいことは?」「幸福とは?」

すごく考えさせられるいい質問だなぁ。。 自己分析ってただ自分を深掘りするイメージだと思いますが、今まで自分と振り返る経験をしていないとなかなか出てこないこともあります。そうしたなかで頼んでる方はそもそも本が好きという前提があるなかで、一旦自分のことを振り返ったうえでまた本を読んで振り返る。

カルテを記入することでしっかり過去の自分と向き合った方なら、物語をより深く感じ取れると思うので、よくおすすめしているんです。

よく勧めている本に対してはこんなお話をされています。事前に考えているからこそより深く考えるきっかけやアンテナがたっている状態がつくられている。こんなかたちで自分のこと振り返えれたほうがすっと自分と向きあいやすいだろうなと感じた次第です。

以上が特に気になった観点でした。

上記は抜粋して私の解釈が含まれるので、ぜひ記事を読んでみてくださいませ。

<記事再掲>
あなたのためだけに本を選んでくれる「一万円選書」 ブレイク後はどうなった? - マネ会 https://hikakujoho.com/manekai/entry/20181220

記事に対してのレビューはあんまりうまくできずに時間かかったわりに微妙な記事ですが、少しずつ残せたらと思います。