のんびり、ゆっくり。時々突っ走り日記。

キャリア関連、日常の思いつき、働きかたの変化を綴っていきます。

ファシリテーターとして関わるときの確認ポイントリスト

この記事はファシリテーター Advent Calendar 2019の11日目の記事になります。 ファシリテーター Advent Calendar 2019 - Adventar 日付変わっての更新で申し訳ないです。

この1年は自分が企画したワークショップの場とワークショップのファシリテータとして関わる場の2つあったので 後者のファシリテーターとして場にかかわるときにどんなことを意識しているかを書いてみたいと思います。

ファシリテーターとしての役割を任せてもらい、話し手や企画者が別を想定して書きます。 ひとりで回すなら、すり合わせ不要なかわりに自己判断するという文脈で読んでいただけたらと思います。 場をデザインする、作るということは必ず予期せぬことがいろいろ起きます。 だからこそどんなこと確認していくかというポイントが自分のなかで少しずつ蓄積されてきたなと思います。 なおあくまでも私の経験則であり、ポリシーです。(こうあるべきではないです)

自分がファシリテーターを依頼されたとき(仕事として) どんなポイントを気にしているかを簡単なメモを共有したいと思います。 ちょっと綺麗に整理できなくて一気に書き殴ったかたちでもうしわけないです。

事前チェック

  • 場の目的はなにか
    企画した意図が存在するはずです。
    ここはファシリテーターとして場にかかわるうえでどう振る舞うかのベースになります。
    なのでどういう思いでどういう場にしたいと思っていて、何を狙っているのか
    大切にしているポイントはなにかを丁寧にヒアリングします。

  • ゴールはどこか
    少なくとも達成したいミニマムのラインと、できたらいいなぁというラインと二つ聞きます。
    進行状況や参加者とのギャップによって変更せざるおえない部分が発生したとしても
    どこは守りたいのか、やりきりたいのか、削れるのかを判断するラインとして認識を合わせておきます。

  • ファシリテーターに任される権限範囲はどこか
    まず企画者のスタイルがどちらかによってちょっと考え方が変わります。
    ・場の状況によって変更し、状況に合わせて対応したい場
    ・事前にしっかり構成されているものの、参加者の状況にあわせて調整する場

場の状況によって変更し、状況に合わせて対応したい場
企画者(話し手)が適応力が高く、必要に応じて本番で変えたいタイプの場合はどのような観点の情報がほしいのか
どういった変更なら可能性としてあるのかをすり合わせておきます。
参加者のみる範囲を分担することもあります。
企画者も参加者の様子を全部みるのはきついので、みる観点か気になる参加者、スタンスを共有するイメージですね。

ポイントとしては本番にどういう情報をどれだけ伝えるかがポイントになります。
参加者の状況、見学者の状況などを気になるだろう観点を軽くすり合わせおきます
ファシリテーターとしてはどこまでは動いてよくて、補足したりどのように一緒に変化に関わっていくかなども話しておきます。
本番で変更したい部分を一緒に作りながら変更加えてアレンジするスタイルですね。

事前にしっかり構成されているものの、参加者の状況にあわせて調整する場
また逆に本番よりも事前にしっかり用意されるタイプなら、アドリブはどこまで許されるのか
またアドリブとして対応していい権限はどこまでかというのを話します。
せっかく準備したものをどう場に対してうまく使うかはファシリテーターの持っていきどころだったりもします。
補足で話していいのか、動いていいのか、個別フォローしていいかなど
事前にコンテンツ共有してもらってインプットしていくこともします。

実施中

実施中はファシリテーターとして以下の観点を気にして、いろいろ動きます。
* 参加者の状態にたいして、メインの意図は一致しているか、ずれているか
→伝わっていないのであれば補足する。(顔色だったり、ワークなら手が止まっていたりなどが具体的に現れることですね)
→深めたいなら問いを投げる(表面上でさっとこたられてしまっているときにより深めたいなと思ったら問いを投げます)
→認識がずれてしまっていたらどうしてそういう方向にいったのか確認したうえで修正したり、確認する
(こちらがこうなるだろうという予想がずれているケースもあるのでフラットにいろいろきいてみます)

  • 方向展開の必要があるか
    参加者が準備のときと想定が大きく異なり、変更する必要があると判断した場合には企画者にアラートを投げます。
    アラートというとおおげさですが、ライトなものも事前に決めた範囲だったらリアルタイムに伝えます。
    そのうえでどこまでならリアルタイムで修正可能なのかをよしなに調整します。
    (ここは言語化できませんでした。。ちょっと感性が強くなと)

大きくはこの2点であとは企画者が漏れているもの、拾ったほうがいいもの 参加者にとって追加であったほうがよさそうなものを振る舞う感じですね。

振り返り

  • 事前に想定していた内容とどうだったのか
  • どんな発見があったのか
  • 参加者への期待と想定していた意図にはギャップがあったか
    みたいな点を振り返ります。
    ここは企画に合わせて変わるのでちょっと変わりますが大枠はそんな感じかなと。

こんなかんじでファシリテーションを依頼されたときは対応しているかなと思ったのでまとめてみました。 だれかの参考になれば。 あとはファシリテーションの依頼がもしもあったらこんなかたちで進めますよーというスタイルも知ってもらえたら幸いです。

ご興味あるかたはtwitter @careerupdate (おざわ)まで。