のんびり、ゆっくり。時々突っ走り日記。

キャリア関連、日常の思いつき、働きかたの変化を綴っていきます。

1on1を受ける側は自分の「取説」を話しつつ、更新していこう

1on1アドベントカレンダー2019 day2の投稿です。

1on1アドベントカレンダーはこちら
1on1 Advent Calendar 2019 - Adventar

こんにちは、まなみん@職場のコミュニケーション支援者です。

今日は1on1を受ける側について話していきたいと思います。
1on1というと上司側がアプローチすることが多いですが、 コミュニケーションなどで部下側も歩み寄らないと成立しないのが正直なところだと思います。
なら、部下側はどういうスタンスで1on1に望んだらいいのだろう?
まだ思考段階で(文献なども調べ切れていない)綺麗にまとまっていませんが、 考えていることを発信してみたいと思います。

1on1は部下にとってなにがメリットなのか

大きく2つあるかなと思っています。
1. 上司に自分の取説を知ってもらい、お互いの情報交換することで仕事にメリットがある
2. 内省の時間を通して自分のことを知り、成長につなげることができる
今日はこの二つに焦点をあてて書いてみます。

1. 上司に自分の取説を知ってもらい、お互いの情報交換することで仕事にメリットがある

唐突ですが、パクチーが嫌いなのに、パクチー専門店でランチと言われたらわたしは正直困ります。 (ちなみに本当に苦手です笑)
でもわたしがパクチーを知らないことを言わずに適当に合わせてしまったら、誘った相手は知らずに終わってしまいます。知らないことを配慮することはできません。 好き嫌いが人それぞれなんてことはみんなあたり前に知っているから、ランチ考えるときに「苦手な食べものは?」と聞くことがあったり、自分から苦手なのでと発言することが多いと思います。

好き嫌いだったら人それぞれ好みが違うのは受けいれられやすいですが、 仕事の価値観だったり、得意なことだったり、こうなりたいと思うのも人それぞれのはずなのに実はこういうもんだろうと思われがちだし、自分も相手と違うことを認識せずに言わず仕舞いのことっておそらく日常で溢れています。

そこで1on1で話すことがいいとわたしが思うのが「自分の取扱説明書」です。

1on1で話したことがいいことは相手に自分のことを話す時間です。 実は上司はよかれと思って配慮していることがたくさんあります。 そのよかれと思って配慮する背景には上司の方の価値観があります。 もし違うのであればわたしは違うのです、こうなのですと伝えることが必要になります。

そうなると自然と上司も僕はこう思っていた、こうなんだという話もでてきて すれ違いがどこで起きているのか、なにがお互い違うのかを知るきっかけに。 それを踏まえて必要なことがちょっとずつ見えていく。 そんなコミュニケーションができていけたら仕事をうまく役割分担して仕事していく 一歩につながっていくのではないかなと思います。

自分の本の紹介にもなってしまうので恐縮ですが、ちょうどかばやんさんが今日素敵な記事が投稿されていたので紹介します。こんなふうに内省していって上司に伝えていくとすれ違いが減っていくのかなと思います。
推し本『現場の「ズレ」を解消するコミュニケーションメソッド』と出会ってからの私 - データサイエンス女子のゆるふわだいありー

2. 内省の時間を通して自分のことを知り、成長につなげることができる

1と矛盾してしまう部分もあるのですが、とはいっても自分のことって思っている以上に知らないものです。嫌いな食べ物だって食べてみないとわからなかったり、みんな嫌いなものだと思っていたら好きな人がいてはじめて嫌いなことを言う必要があると思うことがあったりするかもしれません。

なので自分の「取説」を伝えつつ、内省するなかで更新していったらいいのだと思います。 この取説は自分が理解するほど、どこでも使える最強の味方になるんじゃないかなって思うんです。 場所が変わったとしてもまたその取説を伝えたらいいので、ずっと使えるものになるからです。

1on1は日々の仕事で忙しいなかで、時間をとって内省する時間として使えます。

例えば
今までやってきた仕事を振り返って、自分をうまく発揮できた場面はどこだろう?楽しかったのはどんなときだろう?自分が苦手なことはどんな支援をしてもらえると助かるのだろう?

今まで仕事に追われてしまっていたけど、今後自分がやっていきたいことはなんだろう?あーそうえば昔はこんなこと夢中だったなぁ。ここ数年でこんなことできるようになったなぁ。。

そんなふうに内省する。もちろんひとりでできる内省もありますが、人からひきだしてもらって見つかる発見もあるかなと思います。自分のことがわかるとどう支援してほしいのか、逆にどういうところはバリューが出せるのかなどわかっていく材料になっていくのかなと思います。

1on1を通じて部下側から開示できるような環境づくりを上司は支援し 内省を深めると問いを投げることで内省を支援して 部下からいろいろ情報を得て、一緒に仕事をどうやっていったらいいかを考えられるようになったらとわたしは祈っています。

最後に少しご紹介

両方ともマネージャー向けに作ったものではありますが、メンバー同士で内省しあったり、自分の内省にも使える質問カード、1on1カード。
あと途中記事紹介にてでてきておりますが、現場のコミュニケーションがどうしてずれてしまうかを解説した本などだしていますのでご興味ある方はぜひ。 全日本キャリア教育改善推進協会 - BOOTH

その他研修や1on1代行など受け付けていますので、ご興味あるからはtwitter @careerupdate をフォローしたり、1on1cardinfo[@]gmail.com([]ははずしてください)にぜひご連絡ください。

よろしくお願いします。