のんびり、ゆっくり。時々突っ走り日記。

キャリア関連、日常の思いつき、働きかたの変化を綴っていきます。

本番におけるファシリテーターの振る舞いアイディア

こんにちは、おざわまなみ(まなみん)です。 今回はファシリテーター Advent Calendar 2018 - Adventarへの参加記事となります。

本記事の前提

・明確に役割として与えられずにファシリテーターとして実践・行動しているケースが多い
ファシリテーターの役割は「その場に必要な材料を投げること」だと考える
・会議や打ち合わせをメインの場とし、研修やワークショップの場合はある程度事前に準備されて進行が決まっているケースもあるかと思いますが、「本番での場においてできることに限定」して書きたいと思います。

私はファシリテーターという役割が明確に与えられて動くこともありますが 場においてファシリテーターとしての役割を必要に応じて行うことが多いです。 そういった動きがもう自分に染み付いているというか、無意識でやっていて、場でお礼を言われて実践していたことに気づくケースもあります。

私は本番におけるファシリテーターの役割は「その場に必要な材料を投げること」であると私は考えています。 または私の感覚でいればその場に不足している役割を果たすことを意味しています。 進行役にもおとぼけ役にも書記に徹することも、だれかの意見をほかの人にわかりやすく言い換えたり、、

ファシリテーションに対する考え方が上記であることを前提にリアルタイムな場においてどんなことを考え、何をその場に投げるのかについアイディアを書いたものです。

本記事に書くこと

・場をどんな観点で見ているのか
・場の雰囲気によってどんな対応をしているのか

の2点について話したいと思います。

ゴールはなにか

その場のゴールはどこまでいくことか。ミニマムのラインを早めに合意形成を図ります。何かを決めるのか、方向性をそろえるのか、知識など学びを得るのか、内省するのかなど。 このゴールだけは最低限クリアし、それより一歩進むようにだけ意識します。

あらかじめ合意形成することで雑談や違う話が長すぎてしまった場合にカットインを入れて(心苦しいときもありますけどねw)軌道修正することや話のなかで戻せそうでしたら戻すような支援を行います。ゴールが絶対的なものではないものの、ゴールが変わるのであれば「この部分が議論の余地があったからそこまでいかなかった、変更された」ということがその場の人に認識できる状態とします。

基本はその場に委ねる

綺麗にコントロールしたり制御はしません。これはあらかじめファシリテーターとして入っていた場合でも少人数なほどその場に委ねます(人数多いとばらばらになるので時間区切りは意識するかもしれません) ワークショップの設計を行ったとしても、自分が投げた問いに対して想像通りの方向性にいくとは当然限らないのと、参加者みんなが主役ですので、無理強いするとその場に従うことが優先されて本音で話しにくくなり、納得の方向性にならないなぁという感覚があります。

具体的なアプローチアイディア

最近の場における自分の行動を振りかえって何に意識していたかを書いてみたいと思います。

・参加者の方向性を揃える
話を互いにしているうちにお互いの言っていることがふわっとして伝わらないケースがあります。 その際に私が気にするのは「目的」「参加者の感情」「言語」「空気」に意識します。

「目的」 なぜその発言をしたのか、その発言に背景や目的があったりします。 質問であれば確認したいことがあってそれを知りたいために質問するので、その意図を確認したほうが言いたいことが伝わるケースがあります。 発言のあとに周りが「ん?何答えたらいいのだ?」状態だったり、答えに対して質問者が欲しい答えじゃないなという顔をしたら「その質問はどんなことを聞きたくて聞きましたか?」という問いが発動します

「参加者の感情」 話していると全員が一緒に進めない瞬間がでます。誰かが先に言ってしまっていたり、置いて行かれたり、、そういうときはずれてしまった人の表情や発言量に変化が起きます。 置いていかれたほうが困った顔をしたり、参加しにくくなって発言が減ります。

それ以外にも周りを気にして発言できずに悶々としている表情だったり、興味を失って我ここにあらずだったり、、、開始時の表情と比較します。(ここは直感的に動くので言語化が難しいのですが、、) そうした時は置いていかれているほうが1人ならその人が話せるように促すし、一人が暴走しているならついていけてないのなら代弁するつもりで発言します。 もちろんそれぞれにペースがあるので無理やり引き出さないですが、ちょっとした困り顔には「どうしたか」をすっと聞きます。

「言語」 これは教育心理学でいう枠組みの違うとでもいいましょうか。言葉が通じないケースですね。 難しい言葉、長い説明で消化できない、知らない言葉があると人ってそこで止まって先にいかない場合があります。みんなにハテナが浮かんでそうでだれもその場で聞かないのであれば、ここもやっぱり代理で聞いてしまいます。私の理解が追いついていないこともありますしね笑

この場合は言葉で補うだけでなく、文字を書いたり、簡単な図で揃えることもあります。どこがずれているかわかればお互いに補おうとできるのでそこを視覚化されることを大事に思っています。

「空気」 最後は一番言語化が難しい空気です。 ・どんよりしてみんなが疲れている →休憩を挟む、お菓子だす、とぼける笑 ・アイディアがでなくて硬直している →軽めのアイディアだしてそのレベルでも言っていいのかというハードルをさげる (なんでも言っていいですよって意外とでないです。言っていいのかなのハードルは下がらないので例をあげる) →それまでの流れを踏まえたうえで自分が持ってる知識と組み合わせてアイデアをいって反応をみる(アイデアの土台となるものを意識する)

言い換えるとその場にあった「空気を変える方法」を実践していると言えるのかなと思います。

以上が意識している部分かなと思います。 これを記事にしたら今度無意識にやってしまってももしかして、、と思われちゃいそうですが、何かの役にたてたら幸いです。

こんな形で本記事は終えようと思います。 読んでいただきありがとうございました。